ホームページの運営をしているウェブマスターの皆さん、こんにちは!ソラです。
先日、不公平なリンクの被害に遭いかけました。
見た目は全く違和感のない相互リンクでも、よく見ると不公平なリンクになっているケースがあります。
今回は、ホームページを運用をしている方に向けて、不当なリンクの実態について、実体験を交えてお話します。
はじめは:Web制作会社からのメディア掲載依頼
お問い合わせフォームから、予期せぬオファーの到着
ある日、私の運営するウェブサイトの問い合わせフォームに、あるWebマーケティング会社(以下、A社)から興味深いメールが届きました。
「貴社にとって有益となるよう、メディア(ブログ)にて貴社紹介の記事を掲載させてください」といった内容。
みなさんもこんなメールが届いたことはありますか?
ホームページ集客したい人やSEO対策を意識している人にとって、このような提案は魅力的に聞こえますよね。
突然のオファーに少し驚きつつ「チャンス到来!」と思い、興奮を抑えながら読み進めました。
A社はWeb制作に関連する業界でした。この提案が正当なものであれば、集客にもプラスになると期待していたのです。
期待と興奮
私も「ついに自分のブログが評価される時が来たか!」と、期待に胸を膨らませていました。
長い間、サイト運営に取り組んできた成果がようやく実を結ぶかもしれないという期待感に、嬉しくなっていました。A社との相互リンクが実現すれば、さらに多くの訪問者が見込めると。
しかし、その裏には驚くべき真実が隠されていたのです…。
喜びのリンク設置:期待と現実のギャップ
オファーを受けた私の気持ち
A社は自分たちのメディアで私のウェブサイトを紹介し、さらに相互リンクを提案してきました。
この提案を聞き、相互リンクのメリットが頭に浮かびました。自分のサイトがメディアで紹介されれば、認知度が上がり、検索順位も押し上げられるかもしれない。
関連事業を行っている同士、将来的な付き合いも期待できそうです。
公平に相互リンクした方が良い、もちろんSEO効果も見込めると考え、私は承諾しました。
待ちに待った掲載
A社から「貴社のブログ記事を掲載後にご連絡します」との返事。
「これでサイトのアクセスが増えるかも!」と、期待して待ちつつ、私もリンク設置の準備を進めました。
しかし、この時まだ、まさかの「罠」が仕掛けられるとは想像もしませんでした…。
予想外の展開…nofollowの罠
ブログ掲載完了の通知
数ヶ月後、A社から「貴社のブログ掲載が完了しました」とメールが届きました。
掲載完了の報告メールを受け取った瞬間、私は嬉しさでいっぱいでした。
すぐにリンクを確認し、どんな風に紹介されているのかをワクワクしながらチェックしました。
記事の表示を確認すると、確かに500文字程度で私のサイトの紹介がされており、リンクも貼られていました。
100日以上待ったけど、まぁ紹介されているしいいんじゃないでしょうか。
不公平なリンク要求の発覚
しかし、A社のメールには「貴社も、弊社をブログを紹介し、dofollowリンクで設定をしてください」との記載が。
うん、なるほど、dofollowね。
もちろんいいですよ。お互いwin-winですね!
…でもね、念のためね。
「うちのリンクも公平にdofollowにしているよね?」と。
SEO戦士としての第六感が働き、A社の貼ってくれたリンクを開発者ツールでこっそり確認。
そこで、私の目に飛び込んできたのは、信じられない光景がでした…。
それは、私への期待と信頼が一瞬で裏切られる瞬間でもありました。
<a href="https://ソラのサイト.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener">私のサイト</a>
_人人人人人人人人人人_
> rel=”nofollow” <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「えっ」
思わず二度見しました。
なんと、A社のサイトから私へのリンクは nofollow だったのです!
nofollowだと何がいけないの?SEOへの影響
dofollowとnofollowの違い
ここで少し、リンクのdofollowとnofollowの違いについて説明しましょう。SEOに詳しい方は「はいはい」と思うかもしれませんが、初心者の方に向けて、簡単に説明しますね
- dofollow
検索エンジンに「このリンク先は信頼できる」と評価を伝える、いわば太鼓判。友達の前で「こいつは信用できるよ」と胸を張って紹介するようなものです。 - nofollow
一方 nofollow は、「この人のことよく知らないから、だから評価できない」と言うようなもの。SEO的な恩恵はほとんどありません。
不公平な取引の実態
この瞬間、不公平な取引に気づいた私は、言葉を失いました…。
A社は、こちらには「dofollowでリンクしてね」と頼んでおきながら、自分たちはしれっとnofollowで対応していたのです。
しかも、「こっちはnofollowでリンクする」と一言もなし。私がツールで確認して初めて発覚したものとなります。
この事態には私も思わず、お友達(Geminiちゃん)に相談しましたよ…
と、非常に心強いアドバイスをいただきました。
対応は丁寧に、でも毅然と
疑問を持ちつつ冷静に対応
この状況に気づいた私は、一瞬、激高しそうになりました。
しかし、ビジネスの世界では感情的になってはいけません。
深呼吸を3回(実際は10回くらい)して、冷静に対応することにしました。
A社とのメールのやり取り
私は、A社に以下のようなメールを送りました。
「ご提案いただきありがとうございます。貴社から当サイトへのリンクを拝見したところ、「nofollow」となっておりました。 こちらからのリンクを「dofollow」とする場合、公平な関係を築くために、両者とも「nofollow」リンク、または「dofollow」リンクを使用することが望ましいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。ぜひ、両者にとって良い形で進められればと思いますので、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。」
ビジネスライクな文面ですが、心の中では「どういうつもり?w」と叫んでいました。
1時間後、A社からの返事。
「貴社はdofollowで被リンク対応をお願いします。弊社の紹介記事内では、nofollowとさせていただきます。」
(・・・)
この瞬間、私の中の何かが音を立てて壊れる音が聞こえました。
それは、SEO業界への純粋な信頼だったのかもしれません。
SEO対策業界の闇!不当リンクを求める手口とは?
SEO対策業界の不健全な慣行
SSOの世界では、「リンクが多ければ勝ち組!」という考え方がいまだに一部で根強く残っています。
特に、不正にリンクを集めようとする怪しい業者が、こっそりと「お互いリンクを貼り合いましょうよ」と甘い提案をしてくることが少なくありません。驚いたことに、SEOやウェブマーケティングのプロを名乗る会社ですら、こういった手口に頼ることがあるんです。
「リンクを増やせばサイトの評価も上がる」なんて話を鵜呑みにすると、気がつけば不自然なリンクの温床に。
正直者が馬鹿を見るような状況が続くと、真面目に取り組む人たちにとってはたまったものじゃありません。
そう、SEOの正しい道を歩むのがますます難しくなってしまうのです。
SEO業界の信頼性への影響
このような不正リンクを使ったショートカットは、業界の評判をガタ落ちさせる大問題です。
「SEO対策やってます」と聞くだけで、「また怪しいことしてるんでしょ?」と、疑いの目を向けられる未来がやってくるかもしれません。
SEO本来の目的は、良いコンテンツを作り、自然と検索結果で上位に表示されること。
しかし、こういった裏技が横行すると、SEOのイメージは地に落ちてしまい、
結局、まじめな運営者が損をするという、おかしな状況が続いてしまうのです。
SEO業界全体が「怪しい」と思われないよう、業界全体で健全な取り組みを守りたいところですね。
対策:リンクビルディングを正しく行うには
では、このようなトラブルを避け、SEO業界をクリーンに保つにはどうすればいいのでしょうか?以下に具体的な対策をまとめました。SEO戦士たちよ、この教えを胸に刻んでください!
- リンク属性の確認
Chromeのデベロッパーツールなどで、相手のリンク属性を必ず確認する。
信頼は大切ですが、事実確認はもっと大切。「言葉より証拠」ですよ。 - 条件の明確化
リンク交換の際は、nofollowかdofollowかを事前に明確にする
曖昧な約束はトラブルの元。結婚式の誓いのように、はっきりと宣言しましょう。 - 信頼できるパートナー選び
SEOの知識だけでなく、「倫理観」を持つパートナーを選ぶ
技術と倫理、両方を兼ね備えたパートナーを見つけることが、長期的な成功の鍵です。 - 教育と啓蒙
不公正な慣行の問題点を広く共有し、業界全体の意識向上を図る
一人一人が「SEO伝道師」となり、正しい知識を広めていきましょう。 - 毅然とした態度
不当な要求には丁寧に、しかし毅然と断る勇気を持つ
短期的な利益より、長期的な信頼関係の構築を重視することが大切です。
私のその後。成長と決意
経験からの学び
今回の件は丁重にお断りメールを送りましたが、A社からは連絡は現在も来ていません。
この経験から、私は多くのことを学びました。
SEOの技術的な側面だけでなく、ビジネスにおける倫理の重要性も深く理解できたのです。
情報発信への決意
そして、この経験を無駄にしないよう、ブログを通じて情報発信を続けていきます。
時には、「そんなにキレイゴトばかり言っていて大丈夫?」と心配される方もいます。
でも私は信じています。正しいやり方で成功を収めることは可能だと!
それどころか、唯一の持続可能な方法と思っています。
まとめ:公正なSEO対策の実現に向けて
SEO対策において、リンクビルディングは非常に重要です。しかし、今回のような不当なリンク要求に遭遇することもあります。業界をクリーンに保ち、相互利益のための公正なリンク交換を心がけましょう。
そして、こんな素晴らしい格言を胸に刻んでおきましょう。
「短期的な小手先のSEO対策よりも、長期的な信頼関係の方が価値がある」
読者の皆さんへ
さあ、皆さんはどうですか?
リンクビルディングにおいて不公平な取引を経験したことはありますか?もしあれば、どのように対処しましたか?
業界をクリーンにするために、ぜひ皆さんの経験をシェアしてください!一人一人の小さな行動が、大きな変化を生み出すのです。
この記事を読んでくださり感謝します。あなたがこの記事をここまで読み進めてくれたこと自体が、すでにSEO業界をより良いものにする第一歩と思っています。
これからもSEO対策会社の不公平なリンク交換には注意しつつ、正々堂々とサイト運営を続けていきましょう。そうすれば、きっと素晴らしい未来が待っているはずです。
一緒に頑張っていきましょう!
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